ノー!ハプサの現状到達点の報告

第2次訴訟上告手続きは完了しました

 昨年5月26日の第2次訴訟控訴審不当判決を受けて、
原告らは6月3日に上告しました。
同時に訴訟救助を申し立てていましたが、11月10日に
訴訟救助が決定されました。
これを踏まえて、12月28日に186頁の上告理由書と
107頁の上告受理申立理由書を提出しました。
2024年2月9日に最高裁判所から「記録到着通知」が届き、
上告手続きは完了しました。
弁護団の奮闘により、第1次・第2次訴訟の集大成とも言うべき
理由書が完成しました。

韓国で「写真展」を開催、遺族の皆さんと再会しました

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 5月24日から、韓国ソウルにある植民地歴史博物館で
「強制動員被害者運動記録写真展」が始まり、25日には
そのオープニングイベントも開催されました。
イベントには強制動員被害者訴訟原告・家族や軍人軍属の
遺族の皆さん、若い世代の方も参加し盛況でした。
ノー!ハプサのスタッフも日本から参加し、遺族の皆さんと
再会しました。

次世代の第3次訴訟は準備を継続・早期提訴を
目指します

 第2次訴訟控訴審判決以降、李熙子さんら韓国の遺族の
「何らかの形で責任を問いたい」という希望を踏まえて、
「孫」の世代の遺族と「子」の世代の遺族との新たな
合祀取り消し訴訟の実現に向けて、
韓国の太平洋戦争被害者補償推進協議会・民族問題研究所と
協議を重ねてきました。
2月24日にはオンラインを含む弁護士も参加し、
準備に当たっている金英丸さんを交えた準備会議も開催しました。
そして総合的に判断した結果、「孫」の世代の訴訟に一本化
することになりました。
 ただ、「孫」の世代のご遺族は、皆さんお仕事を抱えておられます。
職場やご家族の理解を得て、持続的に裁判に参加できるための準備に
一定の時間が必要であることも分かってきました。現時点での
提訴時期は不明ですが、韓国側との連絡を密にとりながら
可能な限り早い時期の提訴を実現したいと思います。
今後も進捗状況を会員の皆さんにはお知らせしていきます。

8・3ヤスクニキャンドル行動に遺族の皆さんも
参加されます


 来る8月3日に開催される「第19回キャンドル行動 平和の灯を!
ヤスクニの闇へ 2024」(午後1時半~文京区民センター)に、
今年も韓国の遺族の皆さんが参加される予定です。
次世代の第3次訴訟原告予定者の方の参加も検討していただいています。
ぜひ、ご参加いただき、新しい一歩を遺族の皆さんと踏み出しましょう。

詳細は下記をごらんください。
http://peace-candle.net/front

事務局長 山本 直好

この記事へのコメント

尾形照成
2024年07月21日 11:19
事情が許せば参加したい思いです。応援しています。