3月1日第3回口頭弁論傍聴記
ノー!ハプサ第2次訴訟控訴審第3回口頭弁論傍聴記
3月1日裁判傍聴記-意表を突く展開
今回は傍聴券の抽選にはならなかったものの、コロナのせいで
一つおきの着席となった東京高裁101法廷は、ほぼ満席となった。
前回は、この間、認否も反論もしない国と靖国及びそれを
容認する裁判所を、われらが弁護団が厳しく批判したのに対し、
靖国側代理人が「裁判所に失礼だ」と筋違いの激昂をして、
傍聴者から「こんなやり取り初めて見たぁ、おもしろかった」と
盛り上がりを見せた。
前回の報告を読んだ方は、それが決して成り行きではなく、
弁護団の深い考えの結果としてであったことがおわかりでしょう。
さて今回はいかなる展開になるのか?
証人申請をめぐる攻防
いつものように開廷宣言のあと裁判長が、原告側から第4準備書面が
提出されたこと、日本人3名韓国人3名の証人が申請された、と
述べるやいなや、「裁判長、日本人証人は4名申請しています」と
大口弁護士。裁判長びっくり「いや3名しか受け取っていませんが」
「後から追加で1人分提出しています」…
で弁護団と裁判長のやり取りが途切れ途切れに聞こえてはきたが、
よくわからない…。
すると、裁判長「検討します」と左右陪審と共に扉の奥へ。
28日に提出、などと聞こえてきたがそれって昨日の夜のことかな―、
大丈夫かな―などと思いつつ国と靖国側の代理人を観察。
パフォーマンスなのか何なのか、いつも時計を見上げ、いかにも時間の無駄、
早く終われと言わんばかりのあの人は今日はいないなあ、
前回激昂した代理人と、「父さん裁判盛り上げることないよ」とでも
隣りで諫めていた、親子で代理人をしている人は今日はどうするかなあ、
などと余計なことをあれこれ考えていたら、ようやく裁判長たちが
戻ってきた。ずいぶん長く感じられた15分後。
浅野弁護士が第4準備書面を堂々陳述
結論は?と思いきや、裁判長が話す前にいきなり浅野弁護士が
すっくと立ち、新たに提出した第4準備書面を説明します、と。
① 空知太訴訟、②冨平神社訴訟、③白山比咩神社2100年大祭奉賛会訴訟、
④那覇市孔子廟訴訟の4件における最高裁判例の動向を本件と比較し、」
本件において国と靖国が大規模かつ長期間やり取りがあったという点からも
政教分離違反は明らかである(詳しくは報告集会の報告を参照してください)
と述べた。
新たに提出した準備書面の説明は当然なされてしかるものだけど、
15分経って戻ってきた裁判長の結論を聞く前に、有無を言わさず
説明をするというのも、すごいなあ、と感心してしまった。
急転直下、樋口雄一さんの尋問決まる
裁判長ようやく結論を。「4人目の証人は口頭申請と受け止め、
その4人目の樋口さんについては証人採用します。すでに文書で
申請のあった3人については留保。被告側代理人に反対尋問をするか
どうかと聞いても、急なことなので答えようがないとは思うが…」と
一応被告側を思いやる発言も。
なんと、申請を受け取っていないと言っていた4人目の証人の
樋口さんについてのみ、「5月12日(木)2時から主尋問90分、
反対尋問もあるかもしれないことを見通して応夕方まで法廷を
押さえておきます」ということで11時30分に終了した。
いやあ、今日は何から何まで意表を突く展開であった。
素人には何が何だか、頭の中には?マークが次々と現れる始末。
はやく報告集会で説明を聞きたーい、と少し離れた会場の
虎の門ホールに急いだのであった。
(伊藤美恵子)
3月1日裁判傍聴記-意表を突く展開
今回は傍聴券の抽選にはならなかったものの、コロナのせいで
一つおきの着席となった東京高裁101法廷は、ほぼ満席となった。
前回は、この間、認否も反論もしない国と靖国及びそれを
容認する裁判所を、われらが弁護団が厳しく批判したのに対し、
靖国側代理人が「裁判所に失礼だ」と筋違いの激昂をして、
傍聴者から「こんなやり取り初めて見たぁ、おもしろかった」と
盛り上がりを見せた。
前回の報告を読んだ方は、それが決して成り行きではなく、
弁護団の深い考えの結果としてであったことがおわかりでしょう。
さて今回はいかなる展開になるのか?
証人申請をめぐる攻防
いつものように開廷宣言のあと裁判長が、原告側から第4準備書面が
提出されたこと、日本人3名韓国人3名の証人が申請された、と
述べるやいなや、「裁判長、日本人証人は4名申請しています」と
大口弁護士。裁判長びっくり「いや3名しか受け取っていませんが」
「後から追加で1人分提出しています」…
で弁護団と裁判長のやり取りが途切れ途切れに聞こえてはきたが、
よくわからない…。
すると、裁判長「検討します」と左右陪審と共に扉の奥へ。
28日に提出、などと聞こえてきたがそれって昨日の夜のことかな―、
大丈夫かな―などと思いつつ国と靖国側の代理人を観察。
パフォーマンスなのか何なのか、いつも時計を見上げ、いかにも時間の無駄、
早く終われと言わんばかりのあの人は今日はいないなあ、
前回激昂した代理人と、「父さん裁判盛り上げることないよ」とでも
隣りで諫めていた、親子で代理人をしている人は今日はどうするかなあ、
などと余計なことをあれこれ考えていたら、ようやく裁判長たちが
戻ってきた。ずいぶん長く感じられた15分後。
浅野弁護士が第4準備書面を堂々陳述
結論は?と思いきや、裁判長が話す前にいきなり浅野弁護士が
すっくと立ち、新たに提出した第4準備書面を説明します、と。
① 空知太訴訟、②冨平神社訴訟、③白山比咩神社2100年大祭奉賛会訴訟、
④那覇市孔子廟訴訟の4件における最高裁判例の動向を本件と比較し、」
本件において国と靖国が大規模かつ長期間やり取りがあったという点からも
政教分離違反は明らかである(詳しくは報告集会の報告を参照してください)
と述べた。
新たに提出した準備書面の説明は当然なされてしかるものだけど、
15分経って戻ってきた裁判長の結論を聞く前に、有無を言わさず
説明をするというのも、すごいなあ、と感心してしまった。
急転直下、樋口雄一さんの尋問決まる
裁判長ようやく結論を。「4人目の証人は口頭申請と受け止め、
その4人目の樋口さんについては証人採用します。すでに文書で
申請のあった3人については留保。被告側代理人に反対尋問をするか
どうかと聞いても、急なことなので答えようがないとは思うが…」と
一応被告側を思いやる発言も。
なんと、申請を受け取っていないと言っていた4人目の証人の
樋口さんについてのみ、「5月12日(木)2時から主尋問90分、
反対尋問もあるかもしれないことを見通して応夕方まで法廷を
押さえておきます」ということで11時30分に終了した。
いやあ、今日は何から何まで意表を突く展開であった。
素人には何が何だか、頭の中には?マークが次々と現れる始末。
はやく報告集会で説明を聞きたーい、と少し離れた会場の
虎の門ホールに急いだのであった。
(伊藤美恵子)
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