第2 回口頭弁論が2年ぶりに開催 次回は「三・一独立運動」記念日の3月1日に!

ノー!ハプサ第2次訴訟控訴審第2 回口頭弁論が2年ぶりに開催

事実審理拒否する日本国・靖国神社、それを追認する裁判所を厳しく追及

次回第3 回口頭弁論は「三・一独立運動」記念日の3月1日に


予想を越えて、傍聴券は抽選に

ノー!ハプサ訴訟第2次訴訟控訴審第2回口頭弁論が、東京高等裁判所
101大法廷で約2年ぶりに12月16日に開かれました。
一昨年1月20日に第1 回口頭弁論が行われ、原告が意見陳述を行い、
控訴審の闘いの火蓋が切って落とされましたが、新型コロナウイルス
感染症の拡大で2度の延期の末、裁判期日は取り消しとなりました。
今回も原告の来日はかないませんでしたが、何とか韓国の遺族の皆さんと
一緒に裁判を迎えたいとオンライン集会を準備し、支援者に傍聴参加を
呼びかけてきました。どのくらい参加してくださるか不安でしたが、
定員の半分の傍聴券しか裁判所が認めないという中で、それを上回る
50人以上の傍聴希望者が法廷前に集まり、予想外の抽選となりました。
コロナ禍で裁判所まで足を運んでくださいました皆様、
本当にありがとうございました。

弁護団から更新意見

裁判官が一人交代したため、弁論更新手続きが行われ、弁護団は認否も
反論もしない日本政府・靖国神社とそれを容認する裁判所を厳しく批判する
更新意見を述べました。また、政教分離を定めた憲法20条に基づき、
「長期で大規模で組織的」な「国と靖国神社の癒着」と言って良い合祀の
実態を改めて明らかにする準備書面3 を提出しました。裁判所の訴訟指揮を
厳しく追及する原告側弁護団に対して、靖国神社側代理人が立ち上がり、
「裁判所に失礼だ! 」と声を荒げるシーンもあり、日本政府・靖国神社・
裁判所の癒着構造が浮き彫りになりました。

オンラインで韓国とつないで


オンラインで韓国とつないで報告集会を開催しました。2 年ぶりに直接顔を
見て、言葉を交わすことができ、感慨深いものがありました。
太平洋戦争被害者補償推進協議会共同代表の李熙子( イ・ヒジャ) さんは
「靖国から父の名前の取り消しを求めることは、戦争をしてはならない、
未来の平和のために生きている者としてやるべきことだと思う」と強調しました。
一方、原告の李明九( イ・ミョング) さんは「私が来年まで生きているか
わからないが、生きているうちに取り消してほしい」と訴えました。
遺族も高齢化し、解決に残された時間は少ないという現実も突きつけられました。

次回は「三・一独立運動」記念日

裁判は原告側が証人申請を行い、事実審理に入れるかどうか焦点となっています。
次回は3 月1 日、「三・一独立運動」記念日です。
今回を上回る傍聴支援の力で必ず証人尋問を実現したいと思います。

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